【全韓国語学習者に捧ぐ】日本国内で実行可能な韓国語勉強法〜文法から会話まで〜
「韓国語が通じない」背景にはこんな問題があります
はじめまして、もひです。
今回は、「韓国語が通じない」ということに関して私が気づいた問題点を踏まえ、それらを攻略してより伝わりやすい韓国語を話すための具体的な方法をご紹介しようと思います。
まず問題点というのは以下の6つで(詳しくは後日別記)
1.日常会話に最低限必要である表現や単語の知識がない
2.チャンクを意識しないない
3.リンキングを意識していない
4.リズムの意識がない
5.アウトプット/練習機会が足りていない
6.恐怖心/ネイティブに対するコンプレックス
学習者なら誰でも見に覚えがあると思います。やはりこれらの要素が欠けていると、韓国語の(あるいは他の外国語でも)レベルは下がってしまいます。
これらの問題について深く掘り下げた上で、それぞれに対する具体的なアプローチをご紹介したいと思います。
韓国語が堪能な日本人(例えば芸能人)をお手本にしよう
韓国語学習におけるモチベーションの部分の話です。
韓国語を勉強するにあたり、自分がどのレベルを目指すのかを明確にするべきだと考えます。それにあたり、誰でもいいので韓国語が上手い人を目標にするとよいでしょう。具体的な誰かをイメージすることで一気に現実感が湧き、向かうべき方向がはっきりまします。身の回りに「この人!」っていう人がいればいいのですが、普通に韓国語を学習しているだけだとそのような人に出会うのは難しいでしょう。
自分が好きな有名人でいいと思います。youtubeで探したら色々出てきますので。
「これくらい韓国語を話したい!」という気持ちを持つことによって、韓国語を学ぶモチベーションも湧いてくるというものです。
やっぱり今ならTWICEのサナさんでしょう。彼女の韓国語力には定評がありますし、私の友達のネイティブも舌を巻いていました。TWICEは頻繁に動画発信をしているので、韓国語の生きた教材には事欠かないと思います。
ここで目標にネイティブを設定してしまうと、目標ではなく憧れで終わってしまう可能性もありますね。そりゃネイティブはきれいな韓国語を喋るに決まってますから・・・。
最近はKPOPアイドルも多国籍になってきているので(タイの方もいますよね)お気に入りのアイドルのインタビュー動画を片っ端から見るのもいいかもしれませんね。KPOPのノンネイティブアイドルは、幼少期から韓国語を話しているわけではなく、座学に始まり養成所での実施訓練を経て身につけているわけです。つまり努力で到達できない水準ではないんですね。
彼ら、彼女らはまさに韓国語を必須ツールとして活用してテレビ出演をしたり、芸能界を生き抜いているわけです。そのような根性も含めて、しっかり吸収したいなーと考えてるところです。
実際に使える韓国語の文法を身につけよう。
具体的に韓国語の勉強の話に移りましょう。(お手本をゲットしたのでやる気は十分!勉強しながら何回も彼女たちの動画を観に戻りましょう。まず「日常会話に必要な語彙や表現が不足している」という問題について。
これは、語学学校や教材で学んだ単語や表現のレベルが、海外で日常的に使用されているレベルと合っていないという点である。学習者によっては色々な言い回しを知ってはいるものの、実際に韓国で使われているわけではない、といったケースもある。
テキストに乗ることはほぼないものの、ネイティブが日常的に使用する語彙は多く存在する。例えば〜。語学学校においても、指定のテキストに沿って授業が行われている限り、触れられることはないだろう。様々な言い回しを身に着けないことには、どうしても超えられないレベルというものがあるのである。
これを習得するには、まず様々な表現を「知識」としてインプットし、実践のなかでどのようなニュアンスで使用されているかをしる必要がある。
韓国ドラマはその便利な教材のひとつであろう。ネイティブとフリーチャットをする機会を持つことも重要である。「テキストには載っていない」「まず載らないであろう表現」に注意を向けることを、くれぐれも忘れてはいけない。
強いて言えば、おすすめの書籍も存在する。(友人の韓国語ネイティブ教師に教えてもらった)
韓国語の映画やドラマを観ていると、簡単な単語の組み合わせであるはずなのになぜか聞き取ることが難しい、あるいはスクリプトがあっても意味がわからないことがある。
そういう場合はネイティブ独特の言い回しであることにいち早く気づくことが重要だ。あくまで知識が重要で、文脈のみでは理解が及ばないケースが多いのである。
シャドーイング
また有効な韓国語の勉強法として、「シャドーイング」をあげる。冒頭で挙げた問題点の多くを克服することができるであろう。
シャドーイングとは、耳で聴いた韓国語をすぐさま追いかけるようにして口に出していく韓国語の学習法のことを言う。例えば先程貼ったサナの動画を再生し、話している韓国語を聴きつつ、聞こえた音をすぐに口にだして追ってみよう。それがまさにシャドーイングである。スクリプトがあればチラチラ見てもよいし、なしでもよい。
私はシャドーイング抜きでの言語学習はありえないと考えている。重要かつ奥が深いので、後日詳細な記事をお届けする予定だ。 今すぐ試してみたい方もいると思うので、導入のために簡単に説明したいと思う。
シャドーイングにはコツがある。それは「何度も同じ文やセリフを口にして、口がセリフを覚えてしまうくらいまで繰り返すこと」である。覚えてしまったらまた次のシーン、あるいは文章のかたまりをシャドーイングする。そのうちに、韓国語のリズム感を掴むことができる。ネイティブらしさには欠かせない「イントネーション」も向上するであろう。まさに身体で韓国語を覚えていく、インストールされていくような感覚を味わうことができるのである。
導入には簡単なものがよい。日本人の韓国語をシャドーイングしてもよいだろう。韓国語を学ぶ芸能人は多数いるし、youtubeなどで容易に検索することができる。なれてきたらネイティブの音声を教材にすればいいのである。またテキストに付属しているCDも格好の教材だ。ただ会話の内容がリアリティに欠け、退屈することもあるだろう。youtube動画と併用するのがおすすめだ。
私はずっとシャドーイングを中心に据えて勉強していた。一番力がつくし、シャドーイングをすることによって自分に実力がついたことを確認することができる。韓国語の授業やセミナーに参加したり、韓国人の友人と話す機会があるが。シャドーイングによってかなりアドバンテージを得ることができた。
シャドーイングによって韓国語の総合力があがり、韓国語らしさを身につけることができる。
ネイティブとの会話
韓国語学習(というかあらゆる言語学習)においてネイティブとの会話は欠かすことができない。今はインターネットを使って格安でネイティブと会話することができる。四六時中話すわけにはいかないし、ここまで述べてきたような訓練は欠かせない。短い時間でもいいから、週に1回30分でもそのような機会をもてるようにしよう。自分の達成度を測るペースメーカーになるし、何より、ネイティブと思うように話せなかった、という経験はモチベーションに繋がる。また「自分はこれを知らない」という無知の知に気づくことで、インプットが効率よくなり、記憶にも定着しやすくなる。
日本人は勤勉だからインプットはたくさんする傾向にあると思う。一方でシャイなので(私のことだ)アウトプットは苦手だし、どうしても避けてしまう。のび太くんよろしく、「泳げるようになってからプールに行く」のである。
確かに全く話せなくて気まずくないことはない。でもそれも最初のうちである。「わからんわからん」言ってたら笑って助けてもらえるし、向こうも喜んで教えてくれるであろう。「失敗しても何も失わない」「失敗すると後の勉強がはかどる」「実際に使ってみる学習効果はすごい」ということにぜひ気づいていただきたい。
意識するべきなのは(語学に限らずなんでもそうだと思うが)「インプット→アウトプットのサイクルを回す」ことである。新しく覚えたことはすぐ使ってみる。勉強する際は使う場面まで想定して頭に入れる(覚えやすくなります)アウトプットしたらすぐさま反省を活かしてインプット。である。
インプットがない→頭を逆さにして振っても何も出てこない。
アウトプットがない→インプット過多でしだいに頭がいたくなってくる。
のだ。この循環がうまくできたら、韓国語の実力はぐんぐんついていくであろう。
おわりに
世界に目を向けてみよう。外国語学習者たちは奥することなく自分が勉強している言語を(どや顔で)ネイティブにぶつけてくる。明洞はどうだろう。仕事のためとはいえ彼らは日本語の接客会話を習得して常日頃から使っているのである。躊躇せずに韓国語をたくさんインプットし、実際に使ってみよう。そのために必要な情報や場を、私は今後提供していきたい。